地図作成や建物を製造するにあたり、測量は必要不可欠な工程です。そのうえ、細かな所まで調べるので相応に知識と時間を要します。このようなとき、用途に合った業務用カメラを使うことで、正確な情報や統計を得られるようになります。
業務用カメラとして、フォトグラメトリは精度が高い測定値を算出する際に欠かせません。写真画像により、各種結果を得ることができます。建築現場での測量では、フォトグラメトリは視覚的に現実的な画像が必要です。近年では、3Dによる立体的な画像が得られるタイプもあります。
岩盤斜面を調査する場合、危険な地形で作業をすることになりますので、人が行くことは困難です。ドローンタイプの業務用カメラなら安全に撮影することができます。ただし、操縦する場合は専門の資格を保持している必要があります。
フォトグラメトリとは
フォトグラメトリとは岩盤や建物などの物体を様々な方向から撮影をして、コンピューターを用いた解析を行い、3Dモデルを立ち上げる作業のことを指します。この作業は、業務用カメラの撮影や測量に必要です。
使用する機器は、業務用カメラだけではありません。パソコンも使用しますが、処理能力が高いものだと解析を早く終えることができます。フォトグラメトリ専用のソフトウェアも用意する必要があります。現在は各メーカーで開発や販売が行われています。初めてフォトグラメトリを行う場合は、無料体験版を使用することも選択肢の一つになります。そのうえで販売されているソフトを比較し、用途に合ったものを選ぶと良いでしょう。
業務用カメラ選びでの豆知識
各メーカーで、高性能な業務用カメラが開発されています。カメラスペックを選ぶ際、確認すると良いポイントがあります。
イメージセンサーは、撮像素子とも言われ、フィルムのネガにあたる部分です。ここに光を当てることで写真撮影をします。スマホだと概ね6.2mm掛ける4.7mmの大きさですが、一眼レフで、36mm掛ける24mmの大きさです。光を取り込む面積が大きいほど、階調豊かで暗い場所でも明るい雰囲気の撮影ができます。
次に画素数についてで、写真は小さな点が無数に集まった集合体です。高画素だと、高精細かつ大きめサイズの撮影ができます。特に業務用カメラでドローンで空中の撮影をする場合は、高画素の方が高度に合わせて正確な撮影をすることができるようになります。低い画素数でも悪いわけではなく、階調豊かで暗いところにも強い点はメリットです。
