業務用カメラの種類は多種多様ですが、測量など工事現場で使うタイプの場合は相応な性能が必要です。
細かな部分の撮影をする機会があっても、一眼レフをつけると、業務用カメラを現場に持ち運ぶ際に手間が掛かります。広角レンズがあれば、至近距離からの撮影する場合でも周囲の状況まで写すことができます。
近年ではスマホの機能も進化していて、職人同士で情報共有し合うレベルとして使用する方もいるでしょう。一方、現場に入ると粉塵や土などの異物が飛び交うこともままにあり、それに伴い機器の故障原因へとなりかねません。壊れにくく保証が付いたものを選ぶことで、測量などの用途では安心安全に使用することができます。
工事現場向けの業務用カメラ選びのポイント
測量をはじめ建築現場で、写真撮影をする際に欠かせないポイントは丈夫であることです。衝撃を受けて業務用カメラが落下する場面も出てくるため、商品を選ぶ際には、防塵機能がJIS等級6級以上であったり、耐衝撃高さ1.5m以上、耐荷重100kgなど相応な性能があるか否かを確認すると良いでしょう。
現場での作業は、昼間だけでなく夜間も行っている場合もあります。F値が小さいレンズは、明るく撮影できる機能を持っています。たとえ照明がなかったり天候が悪い場合でも、鮮明に撮影をすることが可能です。暗いレンズの業務用カメラだと、フラッシュをたけば塵が写ることや光量不足を起こしかねません。一つの基準として、開放F値が2.8以下の業務用カメラだと、暗い場所でも十分な機能を得られるでしょう。
その他現場で使用するにあたって必要な機能
暗いところで撮影できたり、頑丈な性能を持つ業務用カメラだと中長期的に快適な使用に繋がります。より安心安全な使用をするために、確認するポイントが他にもあります。
測量の仕事をしていると、手袋や軍手をつけたまま作業をすることがあります。都度外したりすると、手間と労力が掛かります。ボタンが大きいと、各種装着したまま業務用カメラの使用をしやすくなります。
防塵やキズをより防ぐために、シリコンジャケットはつけておくと良いでしょう。ただし、業務用カメラの機種に合わないと効果が薄れてしまいます。色合いも現場の雰囲気に合わないものだと、使用しにくくなるので注意が必要です。インターネットや専門業者で購入する場合でも、可能な範囲で情報収集をすることが必要になります。